外国為替相場と実質為替レート
外国為替相場と実質為替レートについてですが、まず仲値ないし銀行間相場と対顧客相場の乖離が比較的少ないのは、アメリカドルやユーロです。マイナーな通貨は取引量が少ないので、外国為替相場の乖離幅が極めて高くなる傾向があります。そこで今回は、外国為替相場と実質為替レートについてお話してみようかと思います。
貿易取引に使われる外貨為替相場や、為替予約と呼ばれる先日付取引に使われるレートは、決済期日までの金利を勘案して定められます。外貨建てでクレジットカードを使用した場合の決済相場は、請求票がカード会社の決済センターに届いた際の相場に、数%程度の手数料を加えた相場であるとされています。そのため、国内で両替して海外で現金で支払うよりも、実質為替レートが有利になる可能性があります。
為替レートの変動を考えたときに、両国での物価上昇率が異なる場合には、実質的なレートが数値上のレート(名目為替レート)とずれてきます。このような物価上昇率の効果を考慮した為替レートを実質為替レートと言います。またニュースで円高や円安が話題になるのは、主に対米ドル相場になりますが、貿易相手国は複数なので貿易取引量に応じて重み付けした為替レートの方が、より実情に即しています。このレートを実効為替レートといいます。